2.4m 天井までの展示棚

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95ピッチ組手什、2m+40cm を組み合わせて、2.4m まで伸ばしました。

互い違いに、天井側と、床側に伸ばして継ぎました。継いでつかえるのも、組手什の利点。接点が多いので、補強が可能。どこまでも長く伸ばしてつかえます。幅を増やして、接点を増やせば強度が増します。

必用の都度、収納する物に合わせて、幅を変え、位置を変え、効率的な収納を、誰にでも容易に、実現します。

ここでは、上下端に、平板を配して、床面にくさびを押し込んで、天井と突っ張っています。これは、2020年のこと。

2021年、6月、同じ場所で同じ展示形式で、別の展示が行われます。名古屋市東区平田町、平田温泉(銭湯)へどうぞ。

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ひとり庵 ~県林務課、事例集ができました。

文書名 _20210420 県産材製品事例集「ひとり庵」スケッチ

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/373916.pdf

ひとり庵 を製作しました。仕組みを工夫し、金物を使わず、DIYで組み立てられる工夫をしました。

容易な加工なので、事例を見て、製作してみてください。木工の楽しさを味わって頂ければ幸いです

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熊本震災支援、もう一つ、愛知から

熊本震災には、組手什の全国の取り組み以外に、愛知県では、別の強力な取り組みがなされました。

記録として残したいので、記載致します。

愛知県産組手什は、国土緑化推進機構指導の全国組織の取り組み以外に、独自に7000本ほどの組手什を支援しました。都合、3回運搬し、他に委託運送で運びました。ハイエース1車にフルに2200本の2mの組手什が載り、荷物の座席の間に60cmほどの隙間が出来ます。短い組手什と、手荷物を乗せて、フェリーで熊本へ向かいました。

 愛知県の組手什の生産には、丸太素材から。木の駅プロジェクト、愛知県の丹羽健司氏の声かけで、間伐ボランティアから丸太の提供がありました。丹羽氏の信頼と演説は説得力に魅力と力があり、東北震災支援でも彼のカリスマ性がチームを牽引しました。林業家のお年寄りも自分の伐採した木から作る組手什に関心を頂き、加工作業にも参加してくれました。

 愛知県農林基板局林務部林務課からは、加工手間を提供頂きました。「小断面材製材加工技術研修」、という企画を頂いて、間伐丸太から組手什の材を加工する作業を、数ヶ月にわたって担って頂きました。加工場は、「愛知県林業技術センター」です。丸太製材、乾燥、小割、プレナーまで、県内林務課の職員の方々、あいちの木で家を作る会のメンバー、伊勢三河湾岸流域ネットワーク、その他多くの参加を頂き、雄志の皆様のお力で、支援用組手什の生産ができました。6月以降、1年にわたって支援のご縁が続きました。

 これまで語ってきませんでした。この場を借りて、携われた方々へ素晴らしい体験の時を共有いただきまして、感謝し、深くお礼を申し上げます。

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熊本震災から5年。組手什で2回目の災害支援を行いました。

熊本震災から5年。組手什で2回目の災害支援を行いました。国土緑化推進機構の補助と指導の下、まず、鳥取から現地へ、説明と状況把握に走りました。

 宮城、福島、栃木、東京、愛知、滋賀、鳥取から、組手什

が届けられて、避難所へ運ばれました。熊本の森林インストラクター会の助けで、現地活動がすすみました。その後、熊本で作られた組手什が、福岡の水害支援に送られました。おかげ廻しも付いて、誇れる成果です。

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1才の赤ちゃんを迎えて おもちゃ箱

オーダーの組手什を納めました。組手什は2つめ。おおよその寸法を描いた絵をもらいまして打ち合わせの上、作製して持ち込みました。左は本箱、右はおもちゃ入れ。でも、どんどん増えるからすぐに足りなくなりそう。

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右のおもちゃ入れは、箱が入るかな?と空けましたが段がほしいと言うことで、後入れ。

組手什をカットして、隙間に入るサイズにしました。ずれて動くけど、外れて落ちることはなさそう。

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ひとり庵の接合

ひとり庵には、新たに思いついた接合を使っている。渡りあご に組んだときに、柱ほぞが現れる。

柱の途中に留め(この場合はダボ)を設けてこれで押さえて接合を固定している。

以下は、加工用の計算書。上面図と、側面図。ここから加工寸法を割り出した。

 ひとり庵接合図1  ひとり庵接合図2 

きっかけは、このふた月前にベンチの補強のために、脚の付け根に補強材を入れた試作をした。なんか不思議な連携。

脚の補強

この組み方で、ひとりあんは、金物を使わないでくみ上げることが出来て、剛性もまあまあある。弱ければ、ロープでテンションを取ろうと思っていた。思ったよりしっかりしていた。加工精度に依るモノと思う。

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テーブル部材も、おなじ形ではめ込んでいる。これはクタイの補強になっている。

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組手什販売ショップのご案内

掲題の通り、組手什をインターネットでお買い求めいただけるウェブショップを立ち上げることとなりました。
皆様ご自身で自由にカットし組み立てることのできる組手什アイデアパーツのほか、いすや棚などを製作できるカットキットの販売も行っております。

少量でも発送は可能ですので、遠方の方や、お試しになってみたいという方も是非ご利用くださいませ。

ウェブサイトはこちらです。
(クロネコヤマトのらくうるカートを利用しています)
https://nagasaka.raku-uru.jp/

なお、棚など大物を作る、組手什アイデアパーツは、加工ピッチが100mm 
入門、小物用の、単品、組手什カットキットは、95mmピッチになっています。
(95→100へ、規格移行期のため当面はこれで行います。)

ピッチの詳細については以下の画像をご覧ください。

もしピッチの異なる商品をご希望でしたら、こちらのお問い合わせよりご相談ください。

なぎなた反り、アテ材と言う

樹木は、重力を感じて垂直に育つ。真っ直ぐ上を目指していく。そして枝葉を広げる。たぶん、太陽の方向ということだろう。

真っ直ぐ伸びる力に対して、それを傾ける力が働くと、例えば、雪の重さ、始終吹き付ける風、のしかかった岩、地面が傾いたままのとき、それでも樹は真上を目指す。のしかかる力を跳ね除けようとする。そこに特別な組織ができる。例えれば、筋肉が着くようなもの。倒れまいとして筋肉をつけてつっ張りを入れる。そして樹はまた、上に伸びる。

その時にできる筋肉をアテと我々は呼ぶ。丸太の時はまっすぐ。ところが製材した時に、木を幾つかに分けると、つっパってた相手が消えて、曲がってしまう。あるいはひねって、波を打ったり。

写真は、綺麗に曲がっているので、なぎなた反り、と名付けられた。