熊本震災には、組手什の全国の取り組み以外に、愛知県では、別の強力な取り組みがなされました。
記録として残したいので、記載致します。
愛知県産組手什は、国土緑化推進機構指導の全国組織の取り組み以外に、独自に7000本ほどの組手什を支援しました。都合、3回運搬し、他に委託運送で運びました。ハイエース1車にフルに2200本の2mの組手什が載り、荷物の座席の間に60cmほどの隙間が出来ます。短い組手什と、手荷物を乗せて、フェリーで熊本へ向かいました。
愛知県の組手什の生産には、丸太素材から。木の駅プロジェクト、愛知県の丹羽健司氏の声かけで、間伐ボランティアから丸太の提供がありました。丹羽氏の信頼と演説は説得力に魅力と力があり、東北震災支援でも彼のカリスマ性がチームを牽引しました。林業家のお年寄りも自分の伐採した木から作る組手什に関心を頂き、加工作業にも参加してくれました。
愛知県農林基板局林務部林務課からは、加工手間を提供頂きました。「小断面材製材加工技術研修」、という企画を頂いて、間伐丸太から組手什の材を加工する作業を、数ヶ月にわたって担って頂きました。加工場は、「愛知県林業技術センター」です。丸太製材、乾燥、小割、プレナーまで、県内林務課の職員の方々、あいちの木で家を作る会のメンバー、伊勢三河湾岸流域ネットワーク、その他多くの参加を頂き、雄志の皆様のお力で、支援用組手什の生産ができました。6月以降、1年にわたって支援のご縁が続きました。
これまで語ってきませんでした。この場を借りて、携われた方々へ素晴らしい体験の時を共有いただきまして、感謝し、深くお礼を申し上げます。