古くなったビルの解体と同時に、そこにあった幼稚園が引っ越すことになりました。そこには名前の由来となった樹が植えられていました。微角解体と同時にその樹は切られて廃棄されてしまいます。思いでの樹を残したいと相談がありました。やっかいそうではありましたが、そんな作業を受けるところは他にないだろうなあと、引き受けました。あれこれ予想と違ってあたふたしましたが、なんとか。
思いでの樹、というとき、皮の中、材木部分は見えてない訳でなじみのあるのは皮の部分だと思うのです。皮を表に出したいと思い、学部分は木の皮を使うことにきめました。ところが要望がサイズの大きな物であったので、重くなりすぎて額は小さくなってしまいました。